どうもです。
タンカーブーツといえば、ソールはプランテーションソール(天然ゴムとかアメゴムとかクレープソールとか言いますね!)ですね。
レザーソールのものもございますが多くはプランテーションソールだと思います。
修理前の画像です。
プランテーションソール(天然ゴム)、履き心地はものすごく良いです!
反面、劣化しやすいのが難点です。
ネチョネチョになったり、硬化してガチガチになっちゃいます。
今回はネチョネチョです。
そのまま履けないことは無いのですが拾うんです。
何を拾うかと言いますと、地面(路)にあるものをどんどん拾ってくれるんです。
自分はタンカーブーツは持っておりませんが、以前天然ゴムのソールの靴を持っておりましたがやはり劣化して色々なものを拾って場所(地面)によっては歩けるのですが少し嫌な感じがあったなと思い浮かべます、硬くてツルッとした床ですね、主に。
プランテーションソール(天然ゴムとかアメゴムとかクレープソール)の劣化の目安は、ソールに石が付着してくる感じが分かりやすいのではないでしょうか。
上の画像も石(砂利)を付着しており劣化しております。
劣化が進めばもう少しデカい石が付着しますのでそのタイミングでオールソールされるのが良いのではないでしょうか。
という事でオールソール(靴底交換)です。
今回はプランテーションソールと同じ天然ゴムでのオールソールでは無く、vibram2060というEVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)素材の軽量でプランテーションソールよりは劣化がしにくく軽量な素材です。
元のミッドソールは南方(擬革)といわれる革の粉やそれ以外のものを凝縮されたものですので劣化や割れやすいものですが、本革に交換しております。
vibram2060にカスタムしたことによる利点は、
プランテーションソールに比べて
劣化が遅い
軽量
というところでしょうか。
欠点といたしましては、
耐久性が劣る
といったところです。
お客さまにはそのことはご説明してからのカスタムです。
それを少し解消(欠点を)できる内容もご説明いたしましたが、今回はこちらのお靴では初めてのオールソールでしたのでvibram2060でのオールソールでした。
後からもそれ(解消できる内容)もできますので。
また、ミッドソールを本革にしたことにより元のミッドソール劣化より進行がかなり延びるので、何回かソールの交換が可能かと。
その時は違うソールでカスタム、またプランテーションソールにしてもよ良いのかと思います!
プランテーションソールに戻す際はつま先はレザーにしない方が良いのかもなんて、先々のオールソールを考えてご提案いたします!
長く履いていただきたいお靴、説明や考える時間が長いかもですがしっかりご提案いたします!
話は変わりますが、ビフォー。
練りコルク(粉砕されたコルクをノリ(接着剤)で練りこんだもの)が元は敷き詰められてます。
オールデンはシャンク(画像で見えている金属の背骨みたいなもの)が練りコルクに埋め込まれている感じです。
埋め込まれているので練りコルクににフラットな感じです。
少し話はそれますが、以前は(勤めていた時の初期の頃)は練コルクを使っておりましたが、現在はボード(板)状のコルクを使用しております。
長年の経験によりオールソール時は練コルクよりボード状のコルクが良いのではと思うてそうしております。
練りコルクは良いところあります!
どうしても「練コルクで」という方は仰ってくださいませ。
で、ボードコルクを使いますのでシャンクをそのまま載せると微妙ですがシャンク分プックリしてしまいますので
シャンクを埋め込む感じで窪みを作ります、細かいですが。
そんな影響はないのでしょうが、気になってやっちゃいます。
郵送にて修理の受付、Instagram、Twitter、Facebook、noteもやってますのでどうぞ。
おわり
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GTO (火曜日, 26 9月 2023 20:29)
今回はタンカーブーツのオールソール有難うございました。ヴァラゴンの良いリペアは常に一つのリペア手段ではなく3つ位の提案をしてくれるのが素晴らしと思います。
仕事も非の打ち所がない素晴らし仕事です。
靴を大事にされるオーナーさんなら是非ヴァラゴンでリペアされたし!