どうもです。
コードバン、雨(水)には弱いですが意外と強くて丈夫革なのです。
強くて丈夫な革ですがカーフと比べると裂ける可能性が若干高いです。
今回はその可能性が発揮され(されちゃぁ良くないですが)サドルの革の一部が裂けてしまっております。
負荷がかかる場所、ローファーは若干サイズが小さめで履き、修業期間(キツくて足に痛みが伴う機関)を終えてのフィット感を得るために持ち主さまもそうですが革もめっちゃ頑張ってます。
それに耐えられないことが持ち主さまや革にもあるのでしょうね、我慢比べです。
で、
サドルの裂けた部分の修理です。
アフターです。
んっ?
裂けてますけど…、修理したの?てな修理です。
修理の際は何種類か修理方法をご提案いたします。
今回も修理方法は3種類、4種類だったかな、ご提案いたしました。
靴をお持ち込みいただいた際、自分が「うぅ~ん…。」て目を閉じてるとお客さまが
「この靴の修理はできないですかぁ」と仰られたりするんですが、いや違うんです。
修理するのが厳しい場合は即答します、特に合成皮革の靴ですとその先お互いあまり良い思いをしない場合はお断りします、多分9割5分ぐらいはお断りしないですが、わざわざ当店に足を運んでいただきましたのでめっちゃ努力はいたしますがご期待に背く場合もございますのでご了承願います。
「うぅ~ん…。」て悩んでる場合は何種類か修理方法を考えてます、ご安心ください。
修理方法をご提案する以上、1種類ではご提案ではないんじゃないかな思い最低でも2種類は修理方法を考えます。
修理後の見た目や修理代金がお客さまのご希望に近くなるようにない頭をフル回転させます。
で、
今回は見た目はそのままで裂けがひどくならないように修理を施しました。
他の修理のご提案は見た目修理した感が出ますが裂けがさらにひどくなることはないのですが、今回の修理でひどくなるようでしたら考えましょう、という感じにおさまりました。
修理後と修理前の画像が変わってねえじゃねーか~
てなると思いますので修理施工の画像ものせます。
先ずはサドルが固定されているステッチをほどきます。
ほどいてぺロ~ンてするとこんな感じです。
サドルの革に合わせて元々伸び止めの不織布で補強されております。
それでも裂けちゃうんですよね、場合によっては。
不織布も裂けてますね。
不織布をめくった画像です。
もちろんサドルの革がしっかり裂けてます!
裂けてる不織布の上から補強してもあまり意味が無いので不織布をめくり、
サドルの革に伸び止めテープを張り付けます。
伸び止めテープ?何それ?ですが、その名の通り伸びないんです、伸びにくいんです。
ステッチをかければ画像上からの横への伸びの負荷はかなり軽減されると思います。
ですが、伸び止めテープは粘着力はありますがしっかりした貼り付けはされないので、裂けの先端部分(これから裂けが伸びるであろう箇所)の伸び止めテープが剥がれて裂けが進行してしまう可能性があります。
ということで、伸び止めテープよりも大きめの革をサドルにしっかり接着します。
これで裂けが伸びる可能性を軽減させます。
革は伸びやすい方向伸びにくい方向がありますので、貼った革ももちろんそれを考えて貼っております。
これで裂けが伸びる可能性を軽減させます。
革は伸びやすい方向伸びにくい方向がありますので、貼った革ももちろんそれを考えて貼っております。
で再度ステッチの元穴を辿って縫い付けますと、
「修理したのかぁ?」ていう修理の完了です。
修理前と裂けて感じは変わっておりませんが頑張ってますよ!
郵送にて修理の受付、Instagram、Twitter、Facebook、noteもやってますのでどうぞ。
おわり
#ALDEN #オールデン
#ALDEN986 #オールデン986
#オールデンローファー
#コードバン
#アメリカ靴
#サドル裂け修理
#サドル裂け
#靴 #革靴 #靴修理 #革靴修理
#名古屋靴修理 #名古屋市靴修理 #名古屋革靴修理 #名古屋市革靴修理
#名古屋市東区 #徳川
#Viragon #ヴァラゴン
#名古屋おすすめ靴修理
#名古屋市北区 #名古屋市守山区
#名古屋市東区靴修理
#名古屋市北区靴修理
#名古屋市守山区靴修理
コメントをお書きください